濡れ・湿り感の計測


体性感覚 −平成12年度 NEDO20人計測−




1.目的


水分含有量の異なる台ふきんを用いて、乾き具合、湿り具合の評価と、湿り感覚の正確さを計測する。


2.計測装置


(1)ふきんの水分含有量調節


台ふきん(木綿製、33cm×33cm、乾燥重量約25g)に異なる量の水分を含ませたテストサンプルを用いる。

(テストサンプルの作り方)

霧吹きで均一に水を噴霧した後、ビニール袋に入れ、室温で3時間以上置く。テスト終了後水分量を再計測する。なお、初期含有水分量が、約0〜9gまで、約1gおきになるように作成する。

水分含有量の測定は天秤(秤量精度0.01g)で重量を計測し算出する。


(2)装置


計測方法


(1) 台ふきんに水分を均等に含ませたものを手のひらでさわり、「乾いている」「湿っている」「濡れている」に大別してもらう。なお、区分に該当するものがない場合はなしとする。

(2) 次に、それぞれのグループについて、乾いている順番に並べてもらい、結果を記録する。

(3) 評価終了後、天秤で重量を測定し、水分含有率を算出し、評価結果と照合する。