身体寸法と関節可動域計測結果


動作特性 −平成10年度 NEDO20人計測−


  

1.被験者数


  高齢者:12人(60代 3人、70代 5人、80代 4人)

  若年者: 8人(20代 4人、30代 4人)

  80代、20代、30代は男女各2人、60代、70代はいずれも男性が2人

 

2.計測内容


 表に示す各部位の寸法、可動範囲を計測した。

 

3.計測結果

 

 上肢・下肢の動作関連部位ならびに関節可動域計測装置と計測結果を下表に示す。

 若年者と高齢者の関節可動域を比較すると、股関節の可動範囲(屈曲、伸展)、足関節の背屈に大きな差が認められた。

 

身体部位・関節可動域計測結果

単位(寸法:mm 角度:゜)

身体部位

計測装置

若年男性

若年女性

高齢男性

高齢女性

(立位)

         

体重

体重計

63.7

48.8

60.3

47.2

身長

三角定規+グラフ用紙

1686

1608

1612

1483

上肢拳上高

マルチン計測器

2064

1949

1943

1796

指極

三角定規+グラフ用紙

1696

1551

1619

1476

肩峰高

マルチン計測器

1369

1299

1300

1195

肘頭下縁高

マルチン計測器

1019

982

972

886

腸骨稜高

マルチン計測器

958

925

930

860

上前腸骨棘高

マルチン計測器

896

879

880

814

大転子高

マルチン計測器

840

801

823

747

肩峰点間

マルチン計測器

373

329

345

319

上肢長

マルチン計測器

864

680

698

646

(座位)

         

座面高

座高計

427

408

396

374

座高

座高計

474

467

473

441

上肢拳上高

マルチン計測器

1280

1236

1216

1136

肩峰高

マルチン計測器

596

572

577

532

肘頭下縁高

マルチン計測器

242

239

229

207

上前腸骨棘高

マルチン計測器

166

166

174

158

脛骨上縁高

マルチン計測器

426

400

421

384

外踝下縁高

マルチン計測器

58

57

58

52

足長

マルチン計測器

251

230

242

225

(関節)

         

肩関節屈曲

ゴニオメーター

159

160

152

159

肩関節伸展

ゴニオメーター

51

49

48

52

肩関節外転

ゴニオメーター

170

164

163

164

肩関節内転

ゴニオメーター

58

41

43

47

肩関節外旋

ゴニオメーター

66

81

53

67

肩関節内旋

ゴニオメーター

90

90

90

90

肘関節屈曲

ゴニオメーター

136

138

132

139

肘関節伸展

ゴニオメーター

1

9

0

-3

前腕回内

ゴニオメーター

88

96

79

88

前腕回外

ゴニオメーター

94

95

75

88

手部掌屈

ゴニオメーター

69

85

67

72

手部背屈

ゴニオメーター

71

73

53

61

手部橈屈

ゴニオメーター

23

24

18

23

手部尺屈

ゴニオメーター

48

51

47

45

股関節屈曲

ゴニオメーター

98

96

73

77

股関節伸展

ゴニオメーター

15

19

8

9

股関節外転

ゴニオメーター

59

45

38

33

股関節内転

ゴニオメーター

29

41

28

38

股関節外旋

ゴニオメーター

33

38

27

38

股関節内旋

ゴニオメーター

30

35

32

31

膝関節屈曲

ゴニオメーター

114

125

96

120

膝関節伸展

ゴニオメーター

0

0

0

-1

足関節底屈

ゴニオメーター

24

30

30

17

足関節背屈

ゴニオメーター

13

15

5

3

注)部位の内、左右があるものは右側の計測値を示す。