人材育成

講座「人間生活工学」

製品開発のための人間生活工学の基礎技術①

講義概要

「生活者起点」で深く考え、安全・安心、利便性ある“もの作り”“こと作り”に展開する技術が人間生活工学です。その技術は、いくつかの鍵となる方法論から構成されています。
本講座ではUX(User Experience,ユーザエクスペリエンス)の実践に向けて「共創によるUXデザイン」「ニーズの捉え方と価値伝達」「デザイン事例にみるUX」の3つの側面について学びます。全職種が対象となりますが、特に、商品企画、開発、設計・デザイン、評価部門の方のご受講をお勧めします。ご受講をお待ちしております。

講師

UX測研 代表 伊藤 潤 氏
NTTサービスエボリューション研究所 中谷 桃子 氏
早稲田大学人間科学学術院 教授 加藤 麻樹 氏

学習内容

1.ユーザーとの共創による企画開発の進め方を学ぶ
2.ユーザーの本質的要求を探り、構造化する方法を学ぶ
3.製品やサービスの価値の設定とユーザーへの伝達ポイントを学ぶ
4.UXとモノのデザイン、イノベーションのためのデザインプロセスを学ぶ

講義項目(都合により講義の順番が変更になりました)

1.ニーズの捉え方と価値伝達(伊藤 潤先生)10:00~12:00
UX設計、UXデザインの考え方を実践に移すときには、多くのノウハウが必要です。伊藤先生には、長年、メーカーで携われたUXデザインのご経験から、使い続けられる、そして企業にとっては儲かる製品やサービスを企画・設計するためのポイントを、①ニーズを本質的欲求を踏まえた上位概念で定義する事の重要性、②ニーズに合致させた提供価値の検証やユーザーへの伝達の仕方について、実践例や身近な例を踏まえて解説いただきます。

2.共創によるUXデザイン(中谷桃子先生)13:00~15:00
ユーザーの持つ潜在的なニーズと、企業の持つさまざまなシーズとをお互いに掛け合わせて、今までにない製品やサービスを共創するアプローチとして「リビングラボ」などの新たな手法が注目されています。中谷先生は、「生活者調査」や「リビングラボ」を活用したUXデザインに関するさまざまな研究活動や企業サポートを行ってきました。これまでの取り組み事例から、ユーザーとの共創を円滑に進めるための仕掛けやツールづくり、ファシリテーション、ニーズやアイディアの抽出やその評価方法について解説いただきます。

3.デザイン事例にみるUX(加藤麻樹先生)15:15~17:15
UXは、製品やサービスの使用や使用を想定したことによって生じる個人の体験(知覚及び反応)といわれます。ユーザーにとって良い体験をもたらす製品には、よいデザインが備わっています。デザインには、見た目の美しさに加えて、扱いやすさ、人や環境との関係性の良さが含まれます。加藤先生にはグッドデザイン賞の審査員としてのご経験をもとに、グッドデザインの事例を踏まえ、ものの備えるべきUXについて解説いただきます。

この講座を受講した方の到達目標

1.ユーザーとの共創による企画開発の進め方を説明できる。
2.ユーザーの本質的要求を探り、構造化する方法を説明できる。
3.製品やサービスの提供価値とユーザーへの伝達ポイントを想定できる。
4.デザイン事例にみるUXについて説明することができる。

講師プロフィール

伊藤 潤先生:
1984年ソニー(株)入社。放送局用ビデオカメラの商品設計に従事。1990年同社ヒューマンインタフェースラボにてUX/UIと出会う。クリエイティブセンター,ソフトウェア設計技術センター,UX商品戦略本部において顧客視点の評価・UI設計・企画・研究開発など多様な商品開発プロセスを主導。その後、UXを実現するための仕組みづくりに携わる。2014年退社、2015年UX測研設立。

中谷桃子先生:
2003年早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学修士課程修了.同年日本電信電話(株)入社。主にサービス利用時のユーザの心理・行動特性、ユーザエクスペリエンス、サービスデザインに関する研究に従事。2014~2018年にNTTアイティ(現:NTTテクノクロス)に出向し「こころを動かすICTデザイン室」を立ち上げ、サービスデザイン、リビングラボ等のビジネスを立ち上げる。現在、NTTサービスエボリューション研究所 特別研究員。博士(工学)。

加藤麻樹先生:
1992年早稲田大学人間科学部卒業。1994年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。早稲田大学 理工学総合研究センター嘱託、九州看護福祉大学看護福祉学部助手、長野県短期大学 生活科学科助教授を経て、2013年より現職。博士(人間科学)。人間工学研究者として2015年よりグッドデザイン賞審査委員を務める。所属学会は日本人間工学会、日本経営工学会、人類働態学会他。

日時・時間数 2019年7月5日(金)10:00~17:15 7時間
場所 中央大学駿河台記念館 5階 510号室
受講料 1名につき、32,400円(税込)
定員 25名
講義形式 講話(一部グループディスカッション)

参加をご希望の方は、6月28日(金)までに申込みフォームにてお申し込みください。
本講座はテキストはありません。申込みフォームのテキスト購入欄はそのままで送信ください。

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