人材育成

講座「人間生活工学」

ヒューマンエラーの防止のヒューマンファクター技術(東京)

講師

早稲田大学理工学術院 創造理工学部 経営システム工学科 教授 小松原 明哲 氏

学習内容

ヒューマンエラーに悩む事業所は多いのではないかと思います。しかしその対策は注意喚起やマニュアル改定など場当たりになりがちで、再発を許している例が少なくありません。一方、事故を防止するための人の臨機応変力(レジリエンス力)の向上も課題です。事故の防止に向け、エラーを無くし(Safety-Ⅰ)、 いかに現場力を強化するか(Safety-Ⅱ)、業界を超えての悩みとなっています。ヒューマンエラー対策には魔法の杖はなく、一筋縄ではいかないものですが、それでも自社・事業所で起こり得る事故やヒューマンエラーを見抜き、それに応じてメリハリの効いた対策を講じることで、再発防止・未然防止への成果を確実にあげることが出来ます。本講座ではリスク管理(安全マネジメント)推進の立場から、どのようにヒューマンエラーを抑圧し、また人の臨機応変力を伸ばして行けばよいのか、事例、演習を交えながら体系的・網羅的・具体的に学びます。

講義項目

本講座は3日間の講座ですが、3部に分かれており、それぞれ1日の講座としております。各部を単独で受講することも可能です。(3日間ともに受講される方には、受講料の割引があります)
なお講義の進捗状況により、内容が一部変更・前後する場合があります。

■第1部:ヒューマンファクター知識編 【講義形式の座学が中心となります】

  • リスク管理とヒューマンエラー防止・現場力の位置づけ :Safety-ⅠとSafety-Ⅱ
  • 人間の能力の限界に起因するヒューマンエラーと対策
  • マニュアル作り/規程の徹底/違反対策
  • 注意特性と注意喚起
  • 個人資質の向上/レジリエンス力強化/教育訓練/安全啓発
  • non-technical skillの向上/コミュニケーション向上
  • ヒューマンエラーの背後要因/管理要因
  • 職場風土・安全文化

■第2部:事故分析・予見と対策立案の方法編 【講義と演習が中心となります】

  • ヒヤリハットレポート・インシデントレポートの活用
  • 事故分析のモデル
  • 原因分析(RCA:root cause analysis)の方法
    ・SHEL分析 ・4M4E分析 ・連関図 ・時系列図 ・VTA(variation tree analysis)
  • 情報収集/自発報告(ヒヤリハット報告)の推進/面接調査のポイント/標準調査項目リスト
  • 対策立案の方法と留意点
  • 事故ケース:分析演習

■第3部:未然防止の方法と安全マネジメント編 【講義と演習、座学が中心となります】

  • 未然防止(事前防止)の意義と方法
  • KY(危険予知)/What-If KY/要因展開KY
  • 未然防止のためのシステム脆弱性評価の方法
    ・FMEA(failure mode and effects analysis) ・系統図
  • 危機管理項目の抽出の方法
    ・ETA(event tree analysis) ・PDPC図
  • 未然防止のための点検項目抽出演習
  • 安全マネジメントシステム:SMS(safety management system)の進め方
  • ・安全目標/安全指標/安全監査 ・隠す風土/隠す態度とそれへの対応

特に受講をお勧めしたい方

安全・品質に関わる全職種(品質保証、運輸安全、産業安全、プラント・システム保安、医療安全、安全教育、設備設計・保守・整備)の方々、特に推進役・マネジャの方々のご受講をお勧めします。

この講座を受講した方の到達目標

  • ヒューマンエラー、ヒューマンファクターについての基礎知識を説明することができる
  • ヒューマンエラーの種類や特性に応じた対策を立案することができる
  • 安全マネジメントシステム、ヒューマンエラーに関わるリスク管理を推進することができる
  • ヒューマンファクターが関わる事故の分析、予見、対策立案ができる

テキスト

『安全人間工学の理論と技術-ヒューマンエラーの防止と現場力の向上』小松原明哲著,丸善出版 4,104円(税込)
→第1~3部で使用します。ご希望の方は当日こちらでご用意いたします。お申し込みの際にテキストの有無をお知らせください。テキスト代は受講料と同様にご請求申し上げます。

日時・時間数 第1部:ヒューマンファクター知識編 9月5日(火)9時30分~17時00分 7.5時間
第2部:事故分析と対策立案の方法編 9月6日(水)9時30分~17時00分 7.5時間
第3部:未然防止の方法と安全マネジメント編 9月7日(木)9時30分~17時00分 7.5時間
場所 フォーラムミカサ エコ(神田)8階ホール
受講料 1名につき、第1~3部を通して3日間の受講 81,000円(税込)(注1)
1名につき、選択受講(受講1日について) 32,400円(税込)(注1)
定員 30名
講義形式 第1部 講話
第2部 講話・演習
第3部 講話・演習

注1
※3日間受講を同一組織から同時に2名以上でお申込みの場合、2人目以降には複数名受講割引(受講料の5%引き)を適用させていただきます。
※当センターの正会員企業には会員割引(一律、受講料の10%引き)を適用させていただきます。

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