NITE 平成20年度人間特性計測データ

■操作内容

• 縦つまみ：親指＋示指側腹つまみ
• 横つまみ：親指＋示指
• 横つまみ：親指＋（示指，中指）

 

親指＋示指側腹つまみ

親指＋示指

親指＋（示指，中指）

 

■計測機器

PRIMUS：押す、引く、ひねる等の操作で働く力を計測する装置

 

■計測条件

① 最大力の決め方

ピーク力

 

② アタッチメントの向き

• 縦つまみ：垂直
• 横つまみ：水平

 

③ 姿勢

自然立位で、脚を肩幅に開いた状態を保ったまま、アタッチメントに加えられた力を計測することとする。

 

■計測手順

① 計測前の説明

計測方法について次の主旨に沿って教示する。

• つまむ力の計測を行うこと。
• つまみ方は、親指＋示指側腹、親指＋示指、親指＋（示指，中指）の3通りの方法で行うこと。
• 計測は、ゆっくりと力を加えた最大値とすること。

更に、計測上の注意点等について説明を行う。

• 極力、上肢のみで力を発揮すること。
• 計測中も力を加える前の姿勢を維持するように努めること。姿勢維持のため、視線を定めることは有効である。
• 力はゆっくりと加えること。勢いやはずみをつけないこと。
• 計測中、被験者は息を止めないこと。
• 装置（アタッチメント）に力を加えても、アタッチメントは移動しない。
• 計測中気分が悪くなったらいつでも計測を中断できること。

 

② 高さ設定

• 縦つまみ：ピンチツールを垂直にし、高さを肘頭下縁高に合わせる。/li>

計測風景（縦つまみ）

 

• 横つまみ：ピンチツールの向きを水平にし、高さを肘頭高に合わせる。/li>

計測風景（横つまみ）

 

③ 立ち位置設定

• 縦つまみ：立ち位置は、肩0°位、肘90°位に曲げた前方に位置するものとする。
• 横つまみ：つまむ部分が体幹中心の前方にくるように位置を合わせる。

 

④ 計測実施

• 縦つまみ：2回計測を実施し、大きい方の値を採用する。
• 横つまみ：2通りのつまみ方について、各々2回計測し、2回のうち大きい方の値を採用する。

 

■単位

Nm