教材・刊行物

「ワークショップ人間生活工学」全4巻

発行:丸善株式会社
A5判・並製 各巻:約300頁

企業の技術者・実務者を対象にした、“人にやさしいものづくり”のための人間生活工学の実践的な基礎知識、基盤技術をまとめた実用書。実際的な理解を習得できるよう、具体的で適切な方法論と技術をわかりやすくまとめる。

(1)人にやさしいものづくりのための方法論

「ワークショップ人間生活工学」 (1)人にやさしいものづくりのための方法論 人にやさしいものづくりのための方法論として、「人にやさしいものづくり=人間生活親和型製品設計」が求められる時代背景と人間工学、人間生活工学の概念と方法論 企業における「人にやさしいものづくり」の基本的考え方、デザインの概念を中心とした製品美と使いやすさとの関係、ユーザビリティ、開発初期段階における観察手法とそれを具体的なアイディアに結びつける発送と展開手法、生活者の視点から見た製品開発、ユニバーサルデザインの考え方とその概念の広がり、製品安全に関する企業の責務、製品安全の設計プロセス、ユーザ参加型評価の方法などを学ぶ。

2005年2月発売 税別3,800円

【主要目次】
人にやさしいものづくりを考える/製品美とその開発/人間中心設計/イノベーションのためのデザインプロセス/ユニバーサルデザイン/製品安全/製品評価の方法論

(2)人間特性の理解と製品展開

「ワークショップ人間生活工学」 (2)人間特性の理解と製品展開 「人にやさしいものづくり」を推進するためには人間の理解が欠かせない。人間生活工学では、生活する人間を様々なレベルで理解することが大切であるが、その基本は、形態(かたち)、動態(うごき)、身体機能(はたらき)、感覚(かんじかた)、行動・認知(かんがえやおこない)などの特性である。それらを正しく測り、正しく理解し、そしてそれを製品開発に生かす方法と技術を正しく使うことが大切となる。この巻では、人間の特性、おもに形態・動態・生理を中心に、その測定、データベースの活用と、それらを道具や機器、衣服などの製品開発に役立たせる技術と方法を解説する。

2005年5月発売 税別4,000円

【主要目次】
人間の構造と機能/人間特性データベース/人体を測る/PTS法による動作時間の評価/製品設計/アパレル設計/コンピュータマネキン

(3)インタラクティブシステムのユーザビリティ

「ワークショップ人間生活工学」 (3)インタラクティブシステムのユーザビリティ コンピュータ応用機器をはじめ、包装パッケージ、組み立て家具など、ある「一定手順」で処置、操作しなくてはならない製品では、その操作手順やその表現、説明の設計が課題となる。この設計が適切になされていないと、「どう使ってよいかがわからない」という問題が生じる。また標識、表示、ピクトグラム、報知音などのサインでは、そのデザインが不適切であると、「意味がわからない」「違う意味だと思った」などの問題を生じる。これらの解決策は、ユーザの意図に沿った設計を行うか、あるいは、設計者の意図が明示された設計とするかのいずれかとなる。これは人間の判断、記憶などの認知的な側面 と密接な関係をもつ。この巻では、認知的な意味での使いやすさを設計するための基礎知識、設計と評価のための技術と方法を学ぶ。

2005年3月発売 税別3,900円

【主要目次】
認知的ユーザビリティの基礎/ガイダンスのデザイン/スクリーンデザイン/マニュアルデザイン/ユーザビリティテスト

(4)快適な生活環境設計

「ワークショップ人間生活工学」 (4)快適な生活環境設計 企業の技術者・実務者を対象にした、“人にやさしいものづくり”のための人間生活工学の実践的な基礎知識、基盤技術をまとめた実用書シリーズ。実際的な理解を習得できるよう、具体的で適切な方法論と技術をわかりやすくまとめている。4巻では、快適な空間、快適な環境、快適な生活のための設計技術とは何か、そのためには何を配慮し、どんな測定方法があるのか。快適性にかかわる心理評価の基礎知識を、図表を多用しながら学ぶ。

2004年12月発売 税別3,800円

【主要目次】
生涯発達と製品配慮/生活環境の快適性/環境測定の方法/心理評価の方法/統計的方法/安心・安全で快適な生活空間設計

編集委員一覧

編集幹事
吉岡松太郎  (社)人間生活工学研究センター (1巻)
岡田  明  大阪市立大学大学院生活科学研究科 (2巻)
小松原明哲  早稲田大学理工学部 (3巻)
酒井 一博  (財)労働科学研究所 (4巻)

編集委員 (五十音順)
今岡 春樹  奈良女子大学生活環境学部
大須賀美恵子  大阪工業大学情報科学部
加藤象二郎  愛知みずほ大学人間科学部
櫛  勝彦  京都工芸繊維大学工芸学部
黒須 正明  (独)メディア教育開発センター研究開発部
神宮 英夫  金沢工業大学人間系
鈴木 浩明  (財)鉄道総合技術研究所人間科学研究部
高橋美和子  (社)人間生活工学研究センター
徳田 哲男  埼玉県立大学保健医療福祉学部
持丸 正明  (独)産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター
山岡 俊樹  和歌山大学システム工学部

刊行にあたってより

少子高齢社会、量から質への価値観の転換、安心・安全・快適な生活づくりなど、私たちの生活や社会は、大きく変わってきている。この変化する生活や社会を支え、実現する技術に、人間生活工学がある。人間生活工学は、人間や生活への親和性の高い製品やサービスの開発、すなわち「人にやさしいものづくり」のための技術と方法であり、人間工学と深いかかわりを持ちながら発展し、さらにユニバーサルデザインにおいても重要な役割を果たすものである。

人間生活工学は製品やサービスを供給する企業だけのものではない。それを生活者(消費者)に届ける立場の流通販売業者、さらには、生活者自身の的確な“商品選択”“意見発信”のためにも必要な技術である。しかし問題は、ではどうするか、である。掛け声だけでは、「人にやさしいものづくり」は実現しない。技術を身につけ、適切な方法を用いてこそ、「人にやさしいものづくり」を実現することができる。本書はそのための技術と方法の書である。(中略)

本シリーズは、(社)人間生活工学研究センターが、平成14年度経済産業省補正予算事業(三菱総合研究所委託)起業家育成プログラム等導入促進事業のうちの技術経営プログラム開発の一つとして受託し実施した「人間工学人材育成カリキュラムの開発」事業において、人にやさしいものづくりのためのシラバス(授業明細書)開発に携わったメンバーが中心となり、そのシラバスをベースにした研修や自習のための教材として制作されたものである。各領域の第一人者の手になるものであり、人間生活工学の標準となる教科書として、非常に中身の濃いものとなっている。本書を手に取られた皆さんには、本書を座右に置かれ、大いに活用していただきたいと思う。

平成16年 晩秋
編集幹事一同

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