技術支援

倫理審査

人を対象とする実験や個人情報を扱う調査などを実施する場合、事前に倫理審査を受けることが社会的に要請されるようになっています。そこで、当センターでは、これから、倫理審査体制を整備される皆様にご活用いただくことを目的に、当センターの人間生活工学実験倫理に対するポリシーや審査規程を公開することとしました。これらの規程は、外部有識者を含めた「倫理審査ガイドライン策定委員会」において検討し、とりまとめたものです。
ぜひ、組織内の倫理審査を検討される際の参考にご利用ください。

人間生活工学実験倫理について

  • 人間生活工学実験倫理規程

人間生活工学実験において、実験実施者等が遵守すべき基本原則などを記載しています。当センターの実験倫理に関するポリシーです。こちらからダウンロード(PDFファイル)できます。

  • 人間生活工学実験倫理審査規程

人間生活工学実験の倫理審査に関する基本方針、倫理審査委員会の構成、判定基準などを記載しています。当センターが行う実験の倫理審査において適用します。また外部機関が行う実験の倫理審査を、当センターが実施する場合にも適用します(受託事業)。こちらからダウンロード(PDFファイル)できます。

倫理審査事業

自社で倫理審査体制を持たない企業・研究機関の方のために、当センターでは倫理審査をご提供致します。
人間生活工学実験の安全・安心を確保し、実験対象者への福利や人権に対する配慮不足によるトラブルを防止するためにも、事前に実験計画を倫理面からチェックすることをお勧め致します。
当センターでの倫理審査をご希望の方は下記書類にご記入の上、お申込ください。受付後、倫理審査委員会にて実験計画の妥当性を審査し、結果を通知します。倫理審査体制を持たない企業・研究機関の方、専門家による迅速審査をご希望の方はぜひご利用ください。

  • 申請に必要な書類

こちらから、下記書類一式をダウンロード(2023年2月10日改訂版ZIPファイル)できます。

■以下は、申請のためのガイドと記入例(PDFファイル)です。

  • 申請ガイド(実験倫理に関する考え方、倫理審査の役割、申請書作成など要点をまとめたものです。)
  • 必要書類の記入例(倫理審査申請書、実験計画書、実験対象者への実験内容説明書、実験参加同意書及び同意の撤回書の記入例です。)

■以下は、記入用の書式です。個別にダウンロードしてください。

  • 審査費用と期間
  • 180,000円(消費税抜き)
  • 申請書の受理から審査結果の通知まで、約5週間です。
  • 審査は申請書の受理後に開始致しますが、審査が重なった場合には、お待ちいただくことがございます。事前にお問い合せください。また十分な時間的余裕を持って申請いただきますようお願い致します。
  • 迅速審査
  • 次の(1)~(3)に該当する審査であって、申請者が希望し、かつ、審査委員長が該当すると判断した場合、迅速審査を行うことができます。
    (1)既に承認されている実験計画を変更しようとする場合で、変更内容が軽微な場合
    (2)既に承認されている実験計画に準じた実験計画に係る審査の場合
    (3)実験対象者に対して最小限の危険(日常生活で被る身体的、心理的または社会的危害の可能性の限度を超えない危険であって、社会的に許容される種類のものをいう。)を超える危険を含まない実験計画の場合
  • 上記(1)(2)を理由として迅速審査を申請される場合、申請書類に記載の内容のうち、既に承認されている実験計画と異なる箇所に蛍光ペンを引き、分かりやすくしてご提出ください。
  • 審査費用は、80,000円(消費税抜き)。審査期間は、申請書の受理から審査結果の通知まで、約3週間です。
  • 倫理審査体制

組織体制

  • 倫理審査委員会の構成
  • 人間生活工学、医学、医療その他の自然科学分野に関して見識のあるセンター外部の者
  • 倫理、法律、その他の人文社会科学分野に関して見識のあるセンター外部の者
  • 人間生活工学実験に関して見識のあるセンター役職員
  • 男女混成

2023年度の倫理審査委員会委員名簿は、こちら (PDFファイル)です。

  • 申請書を受理する範囲
  • 人間生活工学実験であること
  • ただし、ヒト由来試料を侵襲実験により収集する実験は、人間生活工学実験から除外します。
  • CT,レントゲン撮影等、データ収集時に実験対象者が放射線被曝する実験でないこと
  • MRI撮影など、実験対象者が高磁場にさらされる実験でないこと
  • 日本国内において実施する人間生活工学実験であること
  • 審査結果

審査結果は次のいずれかで通知されます。

審査結果 内容
1承認 申請内容のままの実験を行うことが可能
2条件付き承認 審査結果に付与された条件を満たすように実験計画が修正されるならば、倫理審査総括責任者の確認により承認を得ることが可能
3変更の勧告 審査結果に示された変更勧告に沿って実験計画が修正されるならば、1回の再審査によって承認を得られる可能性がある
4不承認 申請内容に重大な問題があり、抜本的に再検討が必要
  • 審査結果の公表

申請者は当センターの倫理審査による承認を得た実験を行ったことを外部に公表することができます。但し、事前に当センターの承認を得る必要があります。

申請を受理する範囲や申請書の書き方など、倫理審査について分かりにくい点がございましたら、下記へお気軽にお問い合せください。
実施計画書や倫理審査申請書の作成なども別途承ります。(有料の場合もございます。)

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