調査・研究開発

人間特性基盤整備事業

■委託元

経済産業省委託

■事業年度

2004年4月~2007年3月

■事業概要

人体寸法・形状データは、生活環境を取り巻く、あらゆる工業製品の寸法や形状を決定するための最も基本となるデータです。我が国においては1978年~1981年の衣料JIS基準作成のための「日本人の体格調査」、1992年~1994年の日本人34,000人の人体寸法・形状計測事業(当センター実施)等が実施されました。しかしこれらの計測時点から既に10数年が経過しており、日本人の体格に変化があることは想像に難くなく、産業界からも新たなデータへの期待が高まっていました。
一方、人体を3次元計測器で計測しその形状データから人体寸法を自動的に算出する技術開発は、足に重点をおいて実施されてきました。多くの製品や設備に利用可能な人体寸法データを得るためには、この技術を足以外の人体部位に対して適用可能なものとして高度化する必要がありました。
以上の背景の下に、本事業においては、2004年度から2006年度に渡って、7,000人規模の人体寸法・形状計測を実施し、最新の人体寸法・形状データを取得しました。さらに、人体の全身に関する3次元形状計測データから人体各部位の寸法を自動的に算出する技術開発し、その評価を行いました。この技術開発は、時代により変化する人間の形態に関するデータを継続的に計測および収集して行くことが可能な基盤を整備するものです。

2004年度の報告書のPDFファイル(3.1MB)をダウンロードできます。
2005年度の報告書のPDFファイル(2.3MB)をダウンロードできます。
2006年度の報告書のPDFファイル(3.3MB)をダウンロードできます。

↑