調査・研究開発

石油プラント保守・点検作業支援システムの開発

■委託元

経済産業省委託

■事業年度

2004年4月~2007年3月

■事業概要

石油精製業では今後数年の間に、第1次オイルショック以前に大量に採用した現場の作業員が一斉に定年を迎えることになり、プラントの保守・点検作業の質的な低下が危惧されている。そのため、新人等の早期技能向上を図るとともに、保守・点検作業の効率化及び信頼性の向上を図る目的で、熟練作業者の保守・点検作業時の技能・知見(作業ノウハウ)を効率的に収集して、新人等の教育・訓練への活用を可能にする作業支援システムの開発を実施した。
石油精製プラントで保守・点検作業を実施するフィールド・オペレータに防爆型小型カメラと加速度センサ、通信装置を装着し、これらから取得したデータでフィールド・オペレータの位置、作業動作や設備を注視する状況を自動的に判別する技術を開発した。また、その中に含まれる作業ノウハウ場面の候補を抽出し、これらをコンテンツとした教育システムを開発した。
なお、本研究開発は経済産業省の平成16年度から3ヵ年のプロジェクトとして、東洋エンジニアリング株式会社と社団法人人間生活工学研究センターとの共同受託により実施した。

2004年度~2006年度研究のまとめのPDFファイル(3.4MB)をダウンロードできます。

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