研究会活動

人体寸法・体型データ活用研究会

人にやさしいものづくりを科学的・工学的に進める上で、最も基本となるのは、人体寸法・体型データの活用である。本研究会は2012年度から開始し、人体寸法・体型データを有効活用するための調査研究を行っている。
今年度は、以下の調査研究を行う。

調査研究内容

  • 人体の3D形状計測について、最新技術、実用化技術、製品情報の調査を行う。調査は、インターネット調査、文献調査、専門家への聞き取り、訪問等によって行う。
  • 人体寸法・体型データ活用の1つとして、コンピュータ上での人体の運動生成技術の最近の動向について調査を行う。インターネット調査、文献調査、専門家への聞き取り等により情報を収集する。
  • 人間データに加えて人間周辺の諸元と動作・感覚との関係,人間の合理的動作や行動のデータベースの存在について調査を行う。
  • 人体寸法・体型データの更新ニーズについて、研究会メンバー及びメンバーの関連団体で調査を行う。
  • 諸外国の人体・体型データ収集プロジェクトについて調査を行う。インターネット 調査、専門家への聞き取り等により情報を収集する。

上から3つ(人体の3D形状計測の調査,コンピュータ上での人体の運動生成技術の調査,動作・感覚との関係,合理的動作のデータベースの調査)は、会員メンバーを中心に取り組む。
下から2つ(人体寸法・体型データニーズの調査,諸外国の人体・体型データ収集プロジェクトの調査)は、HQL事務局を中心に取り組む。HQLでは、人体寸法・体型を始めとする人間特性データの活用を拡げるため、中期計画において、データセンター(人間特性データの中核機関)となることを目標とし、外部のデータ提供や新たな人体寸法データ計測事業の立ち上げなどの取り組みを計画している。これらの調査結果は、HQLにおける新たな人体寸法データ計測事業の企画や、外部データの収集・提供につなげる。

第1回研究会は平成25年10月17日(木)15:00~17:00大阪にて開催。
第2回研究会は平成25年12月中旬に関東地区で、第3回研究会は平成26年2月頃に関西地区で開催予定。

(主査 株式会社アシックス スポーツ工学研究所 勝 眞理)

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